語源 cracy

democracyの語源はギリシャ語の「dēmokratía」から来ています。「dēmos（民衆）」と「kratía（支配）」を合わせた言葉で、直訳すると「民衆の支配」を意味します。この言葉は、アテネなど古代ギリシャの都市国家で生まれ、人々が自ら政治を行う制度を指しています。現在でも、「democracy」は自由で平等な社会を実現するための制度として広く使われています。

bureaucracyの語源は、フランス語のbureau（事務所、机）とギリシャ語のkratos（権力、支配）から来ています。つまり、bureaucracyとは事務と権力が結びついた、官僚制度を指しています。

aristocracyの語源はギリシャ語の「aristos（最高の）」と「kratos（力、支配）」に由来します。つまり、最高位の支配者たちを指す言葉となります。中世ヨーロッパで、この言葉は王侯貴族や地主階級を指すようになりました。

「autocracy」の語源はギリシャ語の「auto」(自己)と「kratos」(支配)から来ています。自己支配や、自己統治を意味します。政治用語としては、一人で全てを支配する支配形態を意味する言葉です。

「Gerontocracy」の語源は、ギリシャ語の「geron（老人）」と「kratos（支配）」から来ています。つまり、「老人が支配する」という意味を持ちます。

meritocracyの語源は、「merit（功績）」と「-cracy（支配）」を合わせた造語である。「功績に基づく支配」という意味を持つ言葉で、人々の社会的地位や権力が能力や業績によって決まる仕組みを表している。

「mobocracy」は、「mob（暴徒・群衆）」と「-cracy（－政治）」を合わせた造語で、直訳すると「暴徒政治」「群衆支配」となる。1850年代にアメリカで使われ始めた言葉で、暴力的な群衆が政治を支配する状態を表す。

「monocracy」は「monarchy（君主制）」と「-cracy（支配・統治）」を合わせた造語で、「ひとりの君主が統治する政治体制」を意味します。語源の「monarchy」はギリシャ語の「monarchia（君主制）」に由来し、「-cracy」はギリシャ語の「-kratia（支配・統治）」から来ています。

ochlocracyの語源はギリシャ語の"ochlos"（群衆）と"kratia"（支配）から来ています。直訳すると「群衆支配」で、略して「暴力政治」とも言われます。

plutocracyの語源は、ギリシャ語の「πλοῦτος」（pusstos）と「κράτος」（kratos）に由来します。これは、富と支配の意味を持つ言葉です。plutocracyは、富裕層が国家の支配権を握っている社会制度を表します。

technocracyの語源は、「技術（technology）」と「支配（-cracy）」の合成語です。技術や科学的知識を支配権力に基づいて行使する政治体制を指します。科学技術の進歩が急速に進んだ20世紀初頭に生まれた概念であり、現代の技術先進国に見られる政治的傾向の一つとしても知られています。

theocracyの語源は、ギリシャ語の「theos（神）」と「kratos（支配）」から来ています。つまり、政治的な権力が神や宗教によって支配される形態を表しています。例えば、イランやサウジアラビアなどが現代においても、宗教による支配を行っている国として知られています。