1. 副詞「up」の基本的な使い方
「up」は、「上へ」「上がる」「完全に」などの意味を持つ副詞として使われます。
She stood up.
彼女は立ち上がった。
The sun is coming up.
太陽が昇ってきている。
「down」との違い:
- He walked up the hill.(彼は丘を登った。)(上方向)
- He walked down the hill.(彼は丘を下った。)(下方向)
2. 「動詞 + up」の形(動作の完了・強調)
「up」は、動詞と組み合わせて、動作の完了や強調を表すことができます。
Drink up your juice.
ジュースを飲み干しなさい。
He used up all the paper.
彼はすべての紙を使い切った。
よく使われる表現:
- eat up(食べ尽くす)
- burn up(燃え尽きる)
- use up(使い切る)
3. 「動詞 + up」の形(上へ / 近づく)
「動詞 + up」の形で、「上へ」「~の近くへ」という意味になります。
She ran up the stairs.
彼女は階段を駆け上がった。
Come up to the front.
前へ来てください。
4. 「動詞のing + up」の形(徐々に~する)
「動詞のing + up」の形で、「徐々に~する」「だんだん~する」という意味になります。
The wind is picking up.
風が強くなってきている。
Sales are going up.
売上が伸びている。
5. 「up to + 名詞」の形(~まで / ~に達する)
「up to + 名詞」の形で、「~まで」「~に達する」「~次第である」という意味になります。
The temperature rose up to 30°C.
気温は30℃まで上昇した。
It’s up to you to decide.
それを決めるのはあなた次第だ。
6. 「What’s up?」の形(元気? / 何があった?)
「What’s up?」は、「元気?」「どうしたの?」という意味のカジュアルな挨拶です。
What’s up?
元気?
Hey, what’s up?
やあ、調子どう?
7. 「give up」の形(諦める)
「give up」は、「諦める」「やめる」という意味の熟語表現です。
He gave up smoking.
彼はタバコをやめた。
She gave up trying to explain.
彼女は説明しようとするのを諦めた。
8. 「set up」の形(設立する / 準備する)
「set up」は、「設立する」「準備する」という意味の熟語表現です。
They set up a new business.
彼らは新しい事業を立ち上げた。
We need to set up the equipment.
私たちは機材を準備する必要がある。
9. 「wake up」の形(目を覚ます)
「wake up」は、「目を覚ます」「起きる」という意味の熟語表現です。
I woke up at 7 a.m.
私は朝7時に目を覚ました。
She woke up feeling refreshed.
彼女はすっきりした気分で目を覚ました。
10. 「break up」の形(別れる / 解散する)
「break up」は、「別れる」「解散する」「終わる」という意味の熟語表現です。
They broke up after five years.
彼らは5年付き合った後、別れた。
The band broke up last year.
そのバンドは昨年解散した。
まとめ
用法 |
意味 |
例文 |
動詞 + up |
~を完全にする / 使い切る |
He used up all the paper. |
動詞 + up |
上へ / 近くへ |
She ran up the stairs. |
動詞のing + up |
徐々に~する / 増加する |
The wind is picking up. |
up to + 名詞 |
~まで / ~次第 |
It’s up to you to decide. |
What’s up? |
元気? / 何があった? |
What’s up? |
give up |
諦める / やめる |
He gave up smoking. |
set up |
設立する / 準備する |
They set up a new business. |
wake up |
目を覚ます |
I woke up at 7 a.m. |
break up |
別れる / 解散する |
They broke up after five years. |
「up」は「上へ」「完全に」「終了」などの意味を持ち、さまざまな動詞と組み合わせて使われます。「give up」「set up」「wake up」などの熟語表現も日常的に使われるため、適切に使い分けましょう。