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seepの意味・覚え方・発音

seep

【動】 滲み出る

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seepの意味・説明

seepという単語は「しみ出す」や「浸透する」を意味します。この動詞は特に液体が物体を通り抜けてゆっくりと広がる様子を表現する際に使用されます。例えば、水分が土や布を通して浸透する場面で使われることが多いです。

seepは自然現象や日常生活の様々な場面で見ることができます。雨水が地面にしみ込むことや、漏れた水が壁を通じて流れ出す様子など、物体に対して液体がじわじわと入り込むニュアンスを持っています。この単語は、何かが少しずつ広がっていく場合に使われるため、制御できない状況や望ましくない結果を指すこともあります。

また、seepは比喩的に使われることもあります。例えば、考えや感情が他人に伝わる様子を表現する際にも使われることがあります。このように、seepは単なる物理的な意味だけでなく、抽象的な情況を描写するのにも役立つ便利な単語です。

seepの基本例文

Water is seeping through the crack.
水がひび割れから染み出しています。
The sound of the music seeped into the room.
音楽の音が部屋に浸透しました。
The coffee began to seep through the filter.
コーヒーがフィルターから染み始めました。

seepの意味と概念

動詞

1. 浸透する

この意味では、液体や気体が徐々に物体を通過したり漏れていくことを指します。たとえば、土壌に水がじわじわと浸透していく様子などがこれに該当します。小さな隙間や開口部からゆっくりと流れ出る・入る感じが重要です。
Water began to seep through the cracks in the wall.
水が壁のひびから浸透し始めた。

2. 漏れる

この意味は、特に液体の漏れに関連しており、密閉状態にあるものから少しずつ流出することを示します。例えば、古いパイプから水が漏れてくる場合などに使われます。この場合も、小さな隙間や亀裂から漏れるイメージが強調されます。
Oil is seeping out of the damaged container.
油が損傷した容器から漏れ出している。

seepの覚え方:語源

seepの語源は、古英語の「sīpan」という言葉に由来しています。この言葉は「漏れ出る」、「流れ出る」といった意味を持っていました。さらにさかのぼると、ゲルマン語の「*sīpan」に関連し、他のゲルマン系言語でも似たような形を持つことが確認されています。たとえば、オランダ語の「sip」やドイツ語の「sieben」がその例です。これらの言葉は、液体がゆっくりと浸透したり、漏れ出したりする様子を表現しており、物理的な動きや状態を示しています。

「seep」は、液体が物体を通して徐々に浸透することを指す動詞として現代英語に定着しています。このように、語源からは水や液体の動きに関するニュアンスが色濃く残っています。語源を知ることで、言葉の深い意味や使い方を理解する手助けになります。

seepの類語・関連語

  • trickleという単語は、水や液体が細く流れ落ちることを指します。seepよりも移動の速度が遅く、持続的に流れるイメージです。例文:Water began to trickle down the window.(水が窓を伝って流れ落ち始めた。)
  • oozeという単語は、液体が徐々に滲み出るような状態を意味します。seepよりも粘り気があり、強い液体の漏れを表すことが多いです。例文:The syrup began to ooze from the bottle.(シロップが瓶から滲み出始めた。)
  • dripという単語は、液体が一滴ずつ落ちることを意味します。seepと比べて、流れる様子が明確であり、断続的です。例文:The faucet would drip all night.(蛇口は一晩中水滴が落ち続けた。)
  • leakという単語は、液体または気体が隙間から漏れ出すことを意味します。seepは漏れ出る様子に焦点を当てているが、leakは隙間から漏れることを強調します。例文:There was a leak in the roof.(屋根に漏れがあった。)
  • filterという単語は、液体や気体をこしらえることを意味します。seepは自然に流れ出る状態を示すのに対し、filterは意図的に物質を通す過程を示します。例文:Water needs to filter through the sand.(水は砂を通過する必要がある。)


seepの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : trickle

「trickle」とは、液体が少しずつ流れ出ることを指す言葉です。主に細くてゆっくりした流れを表現し、何かがぽたぽたと落ちたり、細い流れであることを強調します。この単語は、液体だけでなく、情報や人の流れについても使われることがあります。
seep」と「trickle」は、どちらも液体が流れることに関連していますが、ニュアンスには違いがあります。「seep」は、液体がゆっくりと浸透したり、漏れ出す様子を指し、特に周囲の物質を通過して浸透することを強調します。一方、「trickle」は、液体が細く流れ落ちることに焦点を当てており、通常は重力によって引き起こされる現象です。例えば、水が蛇口から少しずつ落ちるときには「trickle」、土の中に水が浸透する場合は「seep」を使います。ネイティブスピーカーは、これらの単語を状況に応じて使い分け、具体的なイメージを持って使っています。
The water began to trickle down the side of the hill after the rain.
雨の後、水が丘の側面を少しずつ流れ落ち始めた。
The water began to seep down the side of the hill after the rain.
雨の後、水が丘の側面に浸透し始めた。
この場合、両方の文で「trickle」と「seep」が使われており、状況によっては置き換え可能です。ただし、「trickle」は流れ落ちる動作を強調し、「seep」は浸透することを強調します。流れの様子に応じて適切な単語を選ぶことが重要です。
The syrup started to trickle from the bottle.
シロップがボトルから少しずつ流れ出し始めた。

類語・関連語 2 : ooze

ooze」は、液体や物質がゆっくりと流れ出る、あるいは漏れ出ることを意味します。特に、濃厚な液体や内容物が外に出るときに使われることが多いです。そのため、「seep」よりも、より感覚的で視覚的なイメージを伴うことが特徴です。
seep」と「ooze」は、どちらも物質が漏れ出すことを指しますが、ニュアンスには違いがあります。「seep」は、液体が隙間や小さな穴から静かに流れ出す様子を示し、通常は水や液体が少しずつ出てくるイメージです。一方で「ooze」は、より濃厚な液体がゆっくりと表面を流れる、もしくは漏れ出す様子を強調します。また、「ooze」はしばしば、粘り気のある物質(例:粘土やシロップなど)の動きに関連づけられ、より感覚的なイメージを持ちます。このため、ネイティブは液体の質感や状態に基づいてこれらの言葉を使い分けることが多いです。
The syrup began to ooze from the bottle.
シロップがボトルからゆっくりと流れ出し始めた。
The water started to seep through the cracks in the wall.
水が壁のひび割れから静かに漏れ出し始めた。
この例文では、「ooze」は濃厚な液体が流れ出す様子を強調しており、「seep」は水が隙間から静かに出てくる様子を示しています。両者は異なる文脈で使用されるため、置換は不自然です。

類語・関連語 3 : drip

単語dripは「滴る」という意味を持ち、液体が少しずつ下に落ちる様子を表します。主に水や液体が容器から漏れ出すときなどに使われ、音や動作を伴うことが多いです。
一方で、seepは「浸透する」「じわじわと染み出る」という意味で、液体が物質の隙間を通ってゆっくりと広がる様子を表します。この二つの単語は、液体の動きに関連していますが、dripは明確な滴下の動作を強調するのに対し、seepは静かに広がる過程を強調します。ネイティブスピーカーは、この違いを理解し、文脈に応じて使い分けます。例えば、屋根から水が滴り落ちる場合にはdripを使い、土壌に水がじわじわと浸透する場合にはseepを使うのが一般的です。
Water began to drip from the leaky faucet.
水道の蛇口から水が滴り始めた。
The rain started to seep through the cracks in the roof.
雨が屋根のひび割れからじわじわと浸透し始めた。
この二つの文では、dripは水が明確に滴り落ちる動作を表し、seepは水がゆっくりと広がる過程を描写しています。したがって、文脈によって自然な使い分けがなされます。

類語・関連語 4 : leak

leak」は、液体や気体が隙間や穴から漏れ出すことを指します。例えば、水道管の水が外に漏れ出すような状況で使われます。また、「leak」は情報が秘密裏に漏れることを指す場合もあります。こうした意味合いから、「leak」は具体的な物理的な漏れのほか、抽象的な情報の漏洩にも使われる語です。
seep」は、液体がゆっくりと浸透する様子を表します。例えば、土壌が水を吸い込むように、少しずつ染み込むイメージがあります。ネイティブスピーカーは「seep」を使用する際、よりゆっくりとしたプロセスや自然な浸透を意識しています。一方で「leak」は、漏れ出すことがより急激かつ意図的な場合に使われることがあります。たとえば、パイプの穴から水が一気に漏れる様子は「leak」が適しており、ゆっくりと土に水がしみ込む様子は「seep」が適しています。このように、両者は似た意味を持ちながらも、使用される文脈によってそのニュアンスが異なります。
Water can leak from a damaged pipe.
傷んだパイプから水が漏れ出すことがあります。
Water can seep from the ground after heavy rain.
大雨の後、地面から水がしみ出すことがあります。
ここでは、両方の文において水が漏れ出す状況を描写していますが、「leak」は急激な漏れを、「seep」はゆっくりとした浸透を表します。したがって、使い分けが重要です。

類語・関連語 5 : filter

単語filterは、一般的に物質を取り除くために使用される装置や方法を指します。液体や気体から不純物を分離したり、何かを濾過するプロセスを示します。特に、水などの液体が清潔になるために必要な手段として用いられることが多いです。日常生活では、コーヒーを淹れる際のフィルターや、空気清浄機のフィルターなどがその例です。
単語seepfilterは、いずれも物質の移動に関連していますが、使われる文脈が異なります。seepは、主に液体が徐々に染み出す様子を表します。自然のプロセスを強調することが多く、液体が地面や他の物質を通り抜けるイメージです。一方、filterは、意図的に不純物を取り除くための行為や装置を指し、より機械的・技術的なニュアンスが強いです。例えば、水が地面にseepしていく様子と、フィルターを使って水を濾過する行為は、同じ「液体の移動」ですが、その目的や方法が異なります。
The water will filter through the coffee grounds.
水はコーヒーの粉を通して濾過されます。
The water will seep through the soil.
水は土に染み込んでいきます。
この二つの文は、液体が通過する状況を描写していますが、filterは意図的に不純物を取り除く過程を示し、seepは自然に液体が浸透する過程を示しています。したがって、両者は異なる文脈で使われるため、直接的に置換はできません。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

seepのいろいろな使用例

動詞

1. 漏れる、浸透する

漏れる

seep という単語は、物質がゆっくりと小さな隙間から漏れていくことを表します。水や液体が地面や表面から浸透したり、他の物質の中を通過する様子を描写するのに使われることが多いです。
Water began to seep through the cracks in the wall.
水が壁のひび割れから漏れ始めた。
  • seep through cracks - ひびから漏れる
  • moisture seeps in - 湿気が浸透する
  • water seeps out - 水が漏れ出す
  • oil seeps into soil - 油が土に浸透する
  • sunlight seeps through - 日光が漏れ込む
  • chemicals seep down - 化学物質が浸透する
  • liquids seep into fabric - 液体が布に染み込む

浸透する

この意味では、物質が別の物質の中にじわじわと浸透していく様子を表現します。特に液体が他の物質へと移動している状況を強調します。
The dye will seep into the fabric if soaked long enough.
染料は十分に浸すと布に染み込む。
  • color seeps into - 色が染み込む
  • ink seeps through paper - インクが紙を通過する
  • flavor seeps into food - 味が食べ物にしみ込む
  • rainwater seeps through ground - 雨水が地面に浸透する
  • smell seeps into the air - 匂いが空気中に広がる
  • taste seeps through sauce - 味がソースに広がる
  • essence seeps into culture - 本質が文化に浸透する

2. 漏洩する、流出する

漏洩する

この観点では、特に何らかの原因で意図せずに液体や気体が外に漏れ出すことを指します。時に環境問題などの文脈でも用いられます。
Toxic waste can seep into the groundwater if not contained properly.
有害廃棄物は適切に管理されなければ地下水に漏れ出す可能性がある。
  • oil seeped into the ocean - 油が海に漏れ出した
  • gases seep from the pipe - ガスがパイプから漏れ出す
  • fluid seeping into surrounding area - 流体が周囲に漏れ出す
  • waste seeped into river - 廃棄物が川に流出した
  • chemicals seeping into water supply - 化学物質が水供給に浸透する
  • pollutants seep into soil - 汚染物質が土壌に漏れ込む
  • leaks can seep into public health - 漏洩が公衆衛生に影響する

流出する

この意味では、物が不適切な場所に流れ出ることを示し、特に災害や事故の場面で良く使用されます。
The oil spill caused the crude oil to seep into the coastline.
油流出事故が原油を沿岸に漏れ出させた。
  • oil seeps into landscape - 油が風景に流れ出す
  • waste seeps into local ecosystem - 廃棄物が地域の生態系に流れ込む
  • sewage seeped into the stream - 下水が小川に流出した
  • contaminants seeping into wildlife - 汚染物質が野生生物に及ぶ
  • floodwater seeped into homes - 洪水水が家に流れ込んだ
  • runoff seeps into bay - 雨水が入り江に流出した
  • pollutants seeping into the atmosphere - 汚染物質が大気に漏れ込む

英英和

  • pass gradually or leak through or as if through small openings小さな開口部を通じてのように徐々に通過する、漏れる漏出