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rancorの意味・覚え方・発音

rancor

【名】 深い恨み

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rancorの意味・説明

rancorという単語は「恨み」や「悪意」を意味します。この言葉は、過去の出来事や経験によって生じた強い怒りや不快感を表す際に使われることが多いです。特に、誰かに裏切られたり傷つけられたりした場合、その感情が長く続くことを示します。このような感情は、心の中に残り続け、時には人間関係に影響を与えることもあります。

rancorは通常ネガティブな文脈で使われ、感情的な対立や不和を強調する際に用いられます。例えば、誰かが長い間持っている恨みや、解決されていない過去の問題を指摘する際に使われます。このように、rancorは強い感情の象徴とも言え、その感情が人々の行動や言動に影響を与える要因となります。

この言葉は、口語だけでなく書き言葉においても使われます。特に文学や音楽など、感情を深く表現する場面でよく見られます。対義語としては「和解」や「友情」があり、rancorが存在する場所には解決や癒やしが求められることが多いです。したがって、この単語は単なる怒り以上のものであり、人間関係における複雑な感情の一部を表しています。

rancorの基本例文

He held a deep rancor towards his former boss.
彼は元上司に対して深い恨みを抱いていた。
Her rancor towards her ex-boyfriend was fueled by his betrayal.
元彼への恨みは彼の裏切りによって増幅された。
The rancor between the two rival bands was evident during the concert.
コンサート中にライバルバンド間の敵意が明らかになった。

rancorの意味と概念

名詞

1. 憎しみ

「rancor」は、長期にわたって抱く激しい敵意や純粋な憎悪を指します。この感情は、特定の出来事や人に対して根深い不快感を持つ際に現れます。たとえば、裏切られた経験から生じる嫌悪感や恨みがこれに当たります。
His rancor towards his former partner was evident in every conversation they had.
彼の元パートナーに対する憎しみは、彼らの会話の中に明らかだった。

2. 恨み

この単語は、特定の人や出来事に対する長期間の深い恨みの感情を示します。rancorは、自己の経験に基づいた感情であり、他者による不当な扱いや被害から引き起こされることが多いです。
She harbored a rancor against the company after being unfairly dismissed.
彼女は不当に解雇された後、その会社に対して恨みを抱いていた。

3. 不満

「rancor」は、単なる怒りや不満のように見えて、実際にはもっと深い感情であり、解消されないまま心の中に残ることが多いです。この感情は、他者との関係に悪影響を及ぼすことがあります。
The rancor he felt towards his team members affected their collaboration.
彼がチームメンバーに感じていた不満は、彼らの協力に影響を与えた。

rancorの覚え方:語源

rancorの語源は、ラテン語の「rancorem」に由来しています。このラテン語は、「rancere」という動詞から派生したもので、意味は「腐る」または「劣化する」ということです。この動詞は、更に古代フランス語の「rancre」に影響を受け、時間の経過と共に「恨み」や「怨念」といった意味合いを持つようになりました。

中世のヨーロッパにおいて、ある感情が腐敗や悪化の象徴として捉えられ、その結果、心の中にある未解決の怒りや恨みが「rancor」という言葉で表現されるようになったと言われています。この語源は、単なる感情の名前ではなく、感情が時間と共にどのように変化し、また人を苦しめるかを示唆しています。

現在の英語においても、rancorは長い間抱えた恨みや敵意といった意味で使われ、個人間や集団間の対立を表す言葉として広く用いられています。語源からも分かるように、この言葉は内面的な感情の複雑さを反映しているのです。

rancorの類語・関連語

  • resentmentという単語は、他人の行動に対して持つ怒りや不満を指します。rancorと似ていますが、resentmentは一時的な感情であることが多いです。例:She felt resentment towards him.(彼に対して妬みを感じた。)
  • animosityという単語は、根深い敵意や憎しみに近い感情を表します。rancorよりも強く、特定の人や集団に対して向けられます。例:There was animosity between the two teams.(2つのチームの間に敵意があった。)
  • bitternessという単語は、強い不快感や憤りを表し、過去の出来事に対する感情として使われます。rancorと同様に長い間持続することが多いです。例:She spoke with bitterness about her past.(彼女は自分の過去について苦々しげに話した。)
  • hostilityという単語は、敵対的な態度を示す言葉で、人間関係における争いや対立を含みます。rancorよりも広い意味で使われます。例:There was hostility in the negotiation.(交渉に敵対的な態度があった。)
  • grudgeという単語は、誰かに対して持続的に持つ恨みを指します。rancorに似ていますが、grudgeは特定の出来事に関連することが多いです。例:She held a grudge against him.(彼女は彼に恨みを抱いていた。)


rancorの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : resentment

resentment」は、他人の行動や出来事に対して抱く不満や怒りを指します。主に過去の出来事に基づく感情で、相手に対して持つ否定的な感情が強く表れます。この感情は、無視されたり、傷つけられたりしたと感じたときに生じることが多いです。
rancor」と「resentment」は似たような意味を持つ言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。「rancor」は、強い憎しみや恨みを意味し、長期間持続する激しい感情を表します。一方で、「resentment」はより軽度の不満や怒りを示すことが多く、必ずしも根深いものではありません。また、「rancor」はしばしば個人的な裏切りや深刻な不正によって引き起こされる感情であり、相手に対する根深い敵意を伴うことが多いです。ネイティブスピーカーは、この違いを意識しながら使い分けています。
She felt a deep sense of resentment towards her colleague for taking credit for her work.
彼女は同僚が自分の仕事の功績を横取りしたことに対して深い不満を感じていた。
She felt a deep sense of rancor towards her colleague for taking credit for her work.
彼女は同僚が自分の仕事の功績を横取りしたことに対して深い恨みを感じていた。
この文脈では、「resentment」と「rancor」は互換性がありますが、感情の強さに違いがあります。「resentment」は、やや軽い不満を表すのに対し、「rancor」はより強い憎しみを表します。

類語・関連語 2 : animosity

類義語animosityは、強い敵意や恨みを持っている状態を示す言葉です。通常、個人やグループ間の対立や敵対心に関連して使われます。感情が激しく、しばしば長期間にわたることが特徴です。例えば、過去のトラブルや争いから生じる根深い感情を表します。
一方、rancorも同様に敵意や恨みを指しますが、より具体的に「長期間にわたる悪意」や「根深い恨み」を強調します。たとえば、animosityは一般的に対立や敵対的な関係を表すのに対し、rancorは特定の出来事や人に対する持続的な感情を指すことが多いです。ネイティブスピーカーは、animosityがより広範な敵意を示すのに対して、rancorはより個人的かつ深い恨みを表す場面で使い分けます。
There was a deep animosity between the two rival teams, stemming from years of competition.
2つのライバルチームの間には、長年の競争から生じた深い敵意があった。
There was a deep rancor between the two rival teams, stemming from years of competition.
2つのライバルチームの間には、長年の競争から生じた深い恨みがあった。
この文脈では、animosityrancorは互換性があります。どちらも長期間の敵対関係を示しており、使用する際のニュアンスの違いはあまり感じられません。

類語・関連語 3 : bitterness

bitterness」は、苦い感情や思いを表す言葉で、特に失望や恨みから生じる否定的な感情を指します。人間関係において、過去の出来事が原因で感じる心の痛みや、嫉妬・不満からくる感情を表すことが多いです。日常会話でも使われる一般的な単語で、感情の深さや持続性を強調する際に使われることが多いです。
rancor」と「bitterness」はどちらも否定的な感情を表しますが、ニュアンスに違いがあります。「rancor」は長期間にわたって持続する恨みや憎しみを強調し、特定の出来事に対する強い反感を示します。一方で、「bitterness」はより広範な感情を含み、失望や不満による心の苦しみを表現します。例えば、誰かに裏切られた時の「bitterness」はその状況から来る痛みを示し、「rancor」はその裏切りに対する長期的な恨みを指します。ネイティブスピーカーは、状況に応じてこれらの単語を使い分け、感情の深さや持続性を表現することが多いです。
The bitterness she felt after the argument lingered for days.
彼女が口論の後に感じた苦い感情は、数日間続いた。
The rancor she felt after the argument lingered for days.
彼女が口論の後に抱いた恨みは、数日間続いた。
この文脈では、「bitterness」と「rancor」は互換性がありますが、感情の持続性や深さの強調によって選択が変わることがあります。例えば、短期的な苦しみを表したい場合は「bitterness」を使い、長期的な恨みを強調したい場合は「rancor」を選ぶことが多いです。

類語・関連語 4 : hostility

hostility」は、敵意や対立感情を表す名詞で、他者に対して攻撃的または非協力的な態度を示す時に使われます。この言葉は、個人間の争いや、国家間の緊張関係など、さまざまな文脈で用いられます。
rancor」と「hostility」の違いは微妙ですが重要です。「rancor」は、長期間にわたる恨みや憎しみを表し、過去の出来事から生じる感情を強調します。一方、「hostility」は、現時点での攻撃的な態度や行動を指すことが多く、より即時的な感情に焦点を当てています。ネイティブスピーカーは、相手の意図や状況に応じてこれらの単語を使い分けます。たとえば、過去のトラブルからくる感情には「rancor」、現在進行中の対立には「hostility」が適しています。
There was a sense of hostility between the two rival teams.
2つのライバルチームの間には敵意があった。
There was a sense of rancor between the two rival teams.
2つのライバルチームの間には恨みがあった。
この例文では、「hostility」と「rancor」がともに使われていますが、ニュアンスが異なります。「hostility」は現在の対立感情を示し、「rancor」は過去の出来事からくる持続的な恨みを意味します。

類語・関連語 5 : grudge

単語grudgeは、他人に対する長期間の恨みや不満を意味します。特に、過去の出来事によって生じた感情であり、相手への敵意を持ち続けることを指します。日本語では「恨み」や「恨みを持つこと」と訳されることが多いです。
単語rancorもまた、恨みや敵意を表す言葉ですが、そのニュアンスは少し異なります。rancorは、特に深く根ざした敵意や怒りを示し、強い感情が伴うことが多いです。一方でgrudgeは、特定の出来事に起因する恨みを指し、必ずしも強い感情ではないこともあります。英語ネイティブは、grudgeは比較的軽い感情や状況に使うことが多く、rancorはより強烈で持続的な感情を示す際に使用します。
She held a long-standing grudge against her colleague for taking credit for her work.
彼女は同僚が自分の仕事の功績を横取りしたことに対して、長い間恨みを抱いていた。
She felt deep rancor towards her colleague for taking credit for her work.
彼女は同僚が自分の仕事の功績を横取りしたことに対して、深い敵意を抱いていた。
この場合、grudgerancorは似たような文脈で使われていますが、grudgeは比較的軽い恨みを示し、rancorはより深い敵意や怒りを示すことがわかります。


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rancorのいろいろな使用例

名詞

1. 深い怒りと悪意

怒りの表現

このサブグループでは、rancorが表す深い怒りや敵意を具体的な状況で用いる例を示します。この感情は人間関係や社会的な文脈で特に目立ちます。
His rancor towards his former colleagues was evident in every meeting.
彼の元同僚に対する怒りは、全ての会議で明らかだった。
  • harbor rancor - 恨みを抱く
  • express rancor - 怒りを表現する
  • overcome rancor - 怒りを克服する
  • harboring rancor - 悪意を抱いていること
  • feeling rancor - 怒りを感じる
  • deep-rooted rancor - 根深い怒り
  • unresolved rancor - 解決されていない敵意

人間関係におけるrancor

このサブグループでは、人間関係においてどのようにrancorが発生し、影響を与えるかに焦点を当てます。
Their rancor towards each other poisoned their friendship for years.
彼らの互いに対する悪意は、数年間友情を毒していた。
  • mutual rancor - 相互の悪意
  • lingering rancor - 未練のある怒り
  • fueled by rancor - 怒りによって引き起こされる
  • resolve rancor - 怒りを解決する
  • amicable spite rather than rancor - 興味深い敵意ではなく、悪意

2. 恨みや敵意

争いから生じるrancor

このサブグループでは、争いや対立が原因で生まれるrancorについて考察します。歴史的な背景や文化的な影響が絡むことが多いです。
The rancor from the long-standing feud was palpable at the reunion.
長年の争いからの悪意は、再会の場で感じられた。
  • historical rancor - 歴史的な悪意
  • feud-induced rancor - 衝突から生じる悪意
  • community rancor - 地域社会の悪意
  • bitter rancor - 苦い恨み
  • rancor from rivalry - 競争からの悪意

社会的背景におけるrancor

このサブグループでは、社会的な状況や不平等が原因で生じるrancorについて扱います。社会的文脈における怒りはしばしば集団のアイデンティティに影響を与えます。
The rancor among the oppressed communities is rising as inequality persists.
不平等が続く中、抑圧されたコミュニティ間の悪意が高まっている。
  • social rancor - 社会的な悪意
  • fueled by inequality rancor - 不平等によって生じる怒り
  • collective rancor - 集団の悪意
  • systemic rancor - システム的な敵意

英英和

  • a feeling of deep and bitter anger and ill-will深くにがにがしい怒りと敵意遺恨