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jury-rigの意味・覚え方・発音

jury-rig

【名】 応急修理

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/ˈʤʊəriˌrɪɡ/

jury-rigの意味・説明

jury-rigという単語は「仮に作る」や「応急処置を施す」を意味します。これは特に、必要な材料や工具が不足している中で、迅速に何かを作り上げたり修理したりする際に使われる表現です。この言葉は、急いで不完全な解決策を考え出すときの創造性や工夫を強調します。特に、日常生活や現場での緊急対応の文脈で使用されることが多いです。

この表現のルーツは、海軍の用語にあるとされ、壊れた船を修理するために、手元にあるもので応急処置をしたことから来ています。どんな状況でも柔軟に対応し、最善を尽くす姿勢を示しています。このため、jury-rigはしばしば一時的な解決策や簡易な手法を指す際にも用いられ、長期的には不適切であることが多いですが、緊急時には非常に役立ちます。

社会のさまざまな場面で使われることから、工場や建設現場、家庭など、物事が予期せぬ方向に進んだときに、迅速な解決策を求める際に重宝されます。たとえば、道具が不足している場合に代替手段を考え出す際の表現として使われることが多く、臨機応変な対応が求められるシーンで非常に適切です。

jury-rigの基本例文

The sailors jury-rigged a temporary fix for the broken mast.
船乗りたちは壊れたマストのための応急修理を仮設した。
They jury-rigged a makeshift shelter using tarp and branches.
彼らはタープと枝を使って応急修理の仮設シェルターを作った。
During the camping trip, they had to jury-rig a broken tent pole.
キャンプ中、彼らは壊れたテントのポールを応急修理しなければならなかった。

jury-rigの覚え方:語源

jury-rigの語源は、18世紀の海洋用語に由来しています。この言葉は、当初「jury」という言葉が「仮の」あるいは「応急の」という意味で使用されていたことに関連しています。特に、船の帆が損傷した際に、その修理のために一時的に設置される装置や仕組みを指していました。具体的には、船のマストや帆を補強するために、簡単な材料を使って急場をしのぐことから生まれた表現です。ここで「rig」は、装置や構造を意味するもので、船や他の機器の設計や組織を指します。このように、jury-rigは、応急処置的な方法で何かを作り上げることを示す言葉として定着していきました。この語源を知ることで、日常的に使われる場面での意味合いを理解しやすくなります。

jury-rigの類語・関連語

  • improviseという単語は、計画なしに急遽解決策を考えるという意味で、何かを即興で作り上げるニュアンスがあります。例として「improvise a solution(解決策を即興で考える)」があります。
  • stick together
    stick togetherという単語は、簡易的に何かを一時的に固めるという意味で、特に物理的に結合するニュアンスがあります。例として「stick together pieces(部品をくっつける)」があります。
  • patch up
    patch upという単語は、壊れた部分を修理するという意味で、一時的な修理をするニュアンスがあります。例として「patch up a hole(穴をふさぐ)」があります。


jury-rigの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : improvise

improvise」は、特定の計画や準備なしに、その場の状況に応じて即興で何かを作り出すことを意味します。音楽や演劇、または日常生活の様々な場面で、思いつきやその場のインスピレーションを基に行動することを表します。例えば、楽器を使わずに即興で歌を歌ったり、急なトラブルに対処するためにその場で解決策を考えたりすることが含まれます。
jury-rig」は、主に物理的なもの(特に機械や道具)を緊急的に修理したり、即席で組み立てたりすることを指します。ネイティブスピーカーは、improviseをより広い意味で使用するのに対し、jury-rigは具体的に物理的な修理や対処を強調する傾向があります。例えば、キャンプ中に壊れたテントを何かの材料を使ってその場で修理する場合、jury-rigが適切ですが、即興で新しい料理を作る場合はimproviseが使われます。このように、両者は似たような状況で使われることがありますが、ニュアンスには明確な違いがあります。
I had to improvise a speech when the guest speaker canceled at the last minute.
ゲストスピーカーが直前にキャンセルしたので、即興でスピーチをする必要がありました。
I had to jury-rig the broken chair with some duct tape to make it usable again.
壊れた椅子を使えるようにするために、ガムテープで応急処置をしなければなりませんでした。
この例文では、improviseはスピーチの即興作成に用いられ、一般的な創造性を表現しています。一方で、jury-rigは物理的な修理を示しており、特定の対象(椅子)に関連しています。このように、両者は異なる文脈で使われるため、置換はできません。

類語・関連語 2 : stick together

stick together」は、物理的にくっつくことや、困難な状況の中で人々が団結して助け合うことを指します。この表現は、特に人間関係やチームワークにおいて重要な意味を持ち、共通の目的や目標に向かって協力し合う様子を強調します。
一方で、「jury-rig」は、限られた資源や時間の中で一時的に何かを修理したり、作り上げたりすることを指します。例えば、壊れたものをその場で応急処置することが含まれます。言い換えれば、「jury-rig」は「一時的な解決策」を強調し、「stick together」は「協力や連帯」を強調します。ネイティブスピーカーは、状況に応じてこれらの言葉を使い分けます。例えば、修理や応急処置が必要な場面では「jury-rig」を使い、困難な状況での団結を表す場合には「stick together」を選ぶ傾向があります。
We need to stick together during tough times.
私たちは困難な時期に団結する必要があります。
We need to jury-rig a solution until we can get the proper tools.
私たちは適切な道具が手に入るまで、応急的な解決策を作る必要があります。
この例文では、「stick together」は団結を、そして「jury-rig」は応急処置を示しており、置換可能な文脈ではありませんが、それぞれの場面において自然な使い方をしています。

類語・関連語 3 : patch up

patch up」は、修理や補修をすること、特に急場しのぎで何かを整えるという意味があります。この表現は、物理的なものだけでなく、関係性や状況を修復する際にも用いられます。気軽に使える日常的な表現で、問題を一時的に解決するニュアンスを持つため、カジュアルな会話に適しています。
jury-rig」と「patch up」の違いは、使用される文脈やニュアンスにあります。「jury-rig」は、特に限られた資源や材料を使って急いで何かを組み立てたり修理したりすることを指します。これは、工夫や創意工夫を必要とする場合が多いです。一方、「patch up」は、問題を一時的に修復することに焦点を当てており、通常は完璧な解決策ではなく、応急処置の印象があります。ネイティブスピーカーは、状況や必要性に応じてこれらの表現を使い分けます。例えば、機械を一時的に直す場合には「patch up」が使われることが多いですが、新しい部品を使わずに手元にあるもので急ごしらえする場合には「jury-rig」が適切です。
I managed to patch up the old bike with some duct tape.
古い自転車をダクトテープでなんとか修理しました。
I managed to jury-rig the old bike with some duct tape.
古い自転車をダクトテープでなんとか組み立てました。
この文脈では、「patch up」と「jury-rig」はどちらも使えますが、ニュアンスが異なります。「patch up」は修理を強調し、「jury-rig」はその方法に工夫が必要だったことを示しています。
The mechanic was able to patch up the engine until the new parts arrived.
整備士は新しい部品が届くまでエンジンを修理することができました。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

jury-rigの会話例

jury-rigの日常会話例

「jury-rig」は、主に臨時的に何かを修理したり、構築したりすることを指す表現です。例えば、限られた資源や時間の中で、即席で解決策を見つける場面で使われます。日常会話では、思わぬトラブルに対処する際に使われることが多いです。

  1. 臨時に修理や改造をすること

意味1: 臨時に修理や改造をすること

この会話では、友達が旅行中に車のトラブルに遭遇し、急いで修理をする必要がある場面で「jury-rig」が使われています。限られた時間と資源で、どうにかして問題を解決しようとする様子が表現されています。

【Exapmle 1】
A: We have a flat tire! How are we going to fix this?
何かタイヤがパンクした!どうやってこれを直すつもりなの?
B: Let's just jury-rig it with some duct tape until we find a proper repair shop.
とりあえず、適当な修理屋を見つけるまで、ガムテープで応急処置しよう。

【Exapmle 2】

A: My laptop won't turn on. Do you think you can help me?
私のノートパソコンが起動しないの。助けてくれる?
B: Sure! We can jury-rig it by taking out the battery and putting it back in.
もちろん!バッテリーを取り外して戻すことで応急処置できるよ。

【Exapmle 3】

A: The shelf fell down, and I need it fixed quickly.
棚が倒れちゃった。早急に直す必要があるの。
B: No problem! I can jury-rig it with some old brackets and screws.
大丈夫!古いブラケットとネジを使って応急処置するよ。

jury-rigのビジネス会話例

「jury-rig」は主に一時的な解決策や応急処置を指すビジネス用語として使われます。特に、リソースが不足している状況での工夫や、急場をしのぐための措置を表現する際に用いられます。この言葉は、計画や準備が不十分な場合に実施される対応策を示唆しています。

  1. 応急処置や一時的な解決策

意味1: 応急処置や一時的な解決策

この会話例では、プロジェクトが遅れている状況で、急場をしのぐために行った一時的な対策について話しています。ここでの「jury-rig」は、計画通りに進まない中での工夫を表しています。

【Example 1】
A: We need to jury-rig a solution for the presentation tomorrow.
明日のプレゼンテーションのために、応急処置の解決策を考える必要があります。
B: I agree. Let's use what we have and jury-rig it together.
その通りです。手元にあるもので、応急処置してまとめましょう。

【Example 2】

A: The budget is tight, so we might have to jury-rig our marketing strategy.
予算が厳しいので、マーケティング戦略を応急処置しなければならないかもしれません。
B: That's a good idea. We can jury-rig some resources from other departments.
それは良いアイデアですね。他の部門からリソースを応急処置して活用できます。

【Example 3】

A: If the software crashes, we might need to jury-rig a workaround.
ソフトウェアがクラッシュした場合、応急処置の手段を考える必要があるかもしれません。
B: Yes, let's prepare to jury-rig something quickly.
はい、すぐに応急処置できるものを準備しましょう。