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ignis fatuusの意味・覚え方・発音

ignis fatuus

【名】 蜃気楼

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/ˈɪɡnɪs ˈfætjuːəs/

ignis fatuusの意味・説明

ignis fatuusという単語は「迷い火」や「火の妖精」を意味します。この言葉はラテン語に由来し、直訳すると「愚かな火」というニュアンスを持っています。本来は、湿地や沼地に見られる不安定で幻想的な光のことを指し、人々がそれに導かれて道に迷うことから、比喩的に「誤解」や「誤った方向に誘うもの」を表すようになりました。

この語は通常、神秘的または幻想的な文脈で使われます。例えば、幻想文学やホラー小説などで、ある種の迷いや誤解を表現するために用いられることが多いです。また、科学的な文脈でも、特に古代や中世の自然現象に関する言及として、夜間に目撃される自然の光の現象として説明されています。この観点から、ignis fatuusは迷信や誤解を象徴するものとしても広く認識されています。

近年では、metaphorically(比喩的に)現代の社会や文化においても、「ignis fatuus」は不確かなものや、一見魅力的だが実際には無意味なものを指す言葉として使われることがあります。このように、ignis fatuusは単なる言葉を越えて、物事の本質や真実を見失う危険性を示唆する言葉としての重要な役割を果たしています。

ignis fatuusの基本例文

She followed the ignis fatuus through the dark forest, hoping it would lead her to safety.
彼女は暗い森を通り抜けignis fatuusについて行き、それが彼女を安全な場所に導いてくれることを願った。
The travelers mistook the glowing marsh gas for an ignis fatuus and lost their way in the swamp.
旅行者たちは発光する湿地ガスをignis fatuusと間違え、沼地で道を見失ってしまった。
The flickering light in the distance turned out to be an ignis fatuus, tricking the weary travelers into thinking it was a shelter.
遠くの明滅する光は実際にはignis fatuusであり、その光が疲れ切った旅行者たちを騙してそれが避難所だと思わせた。

ignis fatuusの覚え方:語源

ignis fatuusの語源は、ラテン語の「ignis」と「fatuus」に由来しています。「ignis」は「火」を意味し、「fatuus」は「愚かな」または「馬鹿げた」という意味です。この二つの言葉が組み合わさることで、「愚かな火」や「無意味な火」という意味を持つ表現が生まれました。

単語の歴史を辿ると、ignis fatuusは特に夜に低い湿地や沼地で見られる光の現象を指すようになりました。これらの現象は、特に霧や湿気の中で、明るく点滅する光として現れ、道に迷った旅行者を誘惑するように見えるため、「迷わせる」や「欺く」のイメージが強くなりました。したがって、特に古代から中世にかけて、ignis fatuusは予測不可能で、誤解を招くような現象を表す象徴的な言葉として使用されました。

ignis fatuusの類語・関連語

  • 幻の火とも呼ばれ、湿った地面や墓地などで見られる自然現象を指す英単語。主に幻の光を意味する。
  • ジャック・オー・ランタンとも呼ばれ、米国のハロウィンで使われるくり抜かれたかぼちゃにろうそくを灯したもの。


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