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hobson's choiceの意味・覚え方・発音

hobson's choice

【名】 選択肢一つ

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/ˈhɒbsənz ˌtʃɔɪs/

hobson's choiceの意味・説明

hobson's choiceという単語は、「選択肢がない選択」「選ぶ余地がない選択」を意味します。具体的には、ある選択肢が与えられた際に、その選択肢が実質的には選ぶことができないものである場合を指します。この表現は、ある条件下での選択が実質的に一つしか存在しないため、選ぶことができるように見えて実際には否応なくその選択を受け入れることを暗示しています。

この用語は、英語の歴史に由来しており、19世紀のイギリスの馬車業者ホブソンが提供していた状況から名付けられました。ホブソンは自分の馬を貸し出す際に、顧客に対して「好きな馬を選べ」と言いながらも、実際には一番近くにいる馬だけを貸し出していました。こうした状況から、他の選択肢がないことが強調され、hobson's choiceが生まれたのです。

日常会話やビジネスの場では、選択肢が本質的に一つしかない状況を表現する際に使われます。たとえば、サービスの質がとても低い場合に「これは実質的にhobson's choiceだ」と言うことで、消費者が本当に満足できる選択肢がないことを示すことができます。このように、hobson's choiceは、制約の中での選択を表す重要な表現として広く認識されています。

hobson's choiceの基本例文

I was given a hobson's choice between going to the party or staying home.
パーティーに行くか家にいるか、選択肢一つしか与えられなかった。
The student had a hobson's choice of studying for the exam or failing the course.
その学生は試験勉強をするか科目を落とすか、選択肢一つしか持っていなかった。
She faced a hobson's choice of accepting the job offer with low pay or remaining unemployed.
低賃金の仕事のオファーを受け入れるか失業を続けるか、彼女は選択肢一つを迫られた。

hobson's choiceの覚え方:語源

Hobson's choiceの語源は、17世紀のイギリスに遡ります。この表現は、ロンドンの馬車貸し業者であったホブソン(Hobson)から来ています。彼は、自らの厳格な方針に従い、顧客に対し「好きな馬を選ぶ権利はあるが、選べるのはこの馬だけ」という形で、実質的に選択肢を与えなかったことに由来します。このように、顧客は自分が選びたい馬を選んだつもりでも、実際にはホブソンが指定した馬しか選べないという状況が生まれました。これが「Hobson's choice」、つまり「選択の自由はあるが、実際には一つの選択肢しかない」という意味で使われるようになりました。この表現は、無条件に受け入れなければならない選択の中に潜む制約を示しています。

hobson's choiceの類語・関連語

  • ultimatumという単語は、最終通告を意味します。強制的に選ばせる状況で使われます。例: "He was given an ultimatum to decide by Friday."(彼は金曜日までに決めるよう最終通告を受けました。)


hobson's choiceの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : ultimatum

ultimatum」は、ある状況において受け入れなければならない最後の提案や条件を指します。通常、拒否すると不利益や否定的な結果をもたらすことが暗示されており、選択肢が非常に限られている場合に使用されます。この単語は、特に交渉や対立の文脈でよく使われ、強い圧力や緊迫感を伴うことが多いです。
一方で、「hobson's choice」は、実際には選択肢が存在しないか、非常に限られた選択肢しかない状況を表します。「hobson's choice」は、選択肢が一つしかないことを強調しており、選ばない選択肢は事実上存在しないため、選ぶことができないというニュアンスを持っています。ネイティブは、この二つの単語をコンテクストに応じて使い分けます。「ultimatum」は、強制力を持つ条件を伴う一方、「hobson's choice」は選択肢がないことを強調するため、純粋に選択の自由がない状況を指します。
The company issued an ultimatum to the employees: either accept the new contract by Friday or face layoffs.
その会社は従業員に「ultimatum」を出した:金曜日までに新しい契約を受け入れるか、解雇に直面するかのどちらかだ。
The employees felt that accepting the new contract was a hobson's choice, as they had no real alternatives.
従業員たちは、新しい契約を受け入れることが「hobson's choice」だと感じた。なぜなら、実際には本当の選択肢がなかったからだ。
この二つの例文は、選択肢の限られた状況を示していますが、「ultimatum」は強制的な条件を伴い、「hobson's choice」は選択肢の無さを強調しています。
The government gave an ultimatum to the opposing party to either support the new legislation or risk a government shutdown.
政府は対立政党に「ultimatum」を出した:新しい法律を支持するか、政府の閉鎖のリスクを負うかのどちらかだ。


hobson's choiceの覚え方:関連語

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